2021.11.01
撮影した「nature」が2021年グッドデザイン賞を受賞
ニュースにも載せましたが、当事務所にて撮影した名古屋のエステサロン(日本で言う所謂エステサロンは英語でビューティサロンという様です)が2021年のグッドデザイン賞を受賞しました。
設計を担当したいつもお世話になっている、高橋昌之設計事務所の高橋さん、ハラヒロカズアトリエの原さん、おめでとうございます。
撮影裏話として、今回の建物は内装の改修ですが、既存の内装壁の下半分をカットして浮かんだような壁で目線を切り、カットされた下部から全体に光を回すというサイケデリックな設計です。
店舗面積は小さいながら時間によって変化する外光が内部に及ぼす影響もコンセプトにあった為、原さんのこだわりもあり丸1日半撮影に費やしました。コンセプトはもとより、空中に浮いているような壁、収納、地面に置かれた椅子、壁の下からのぞく人の足元の絵が見ていてとても面白いです。
この記事のTOPにあげている写真は実はM-ROKKOR 28mm f2.8という大昔のレンズをアダプター噛ませてデジタルカメラに付けて撮影しています。現代のレンズはレンズが大きくて中心の画質の良い部分だけ使うような設計ですので、レンズの端にいくと急激に減光などするのですが、昔のレンズは中心から既にジワジワ減光します。これが何とも情緒が合って、描写力があって好きです。
今回はついでに大判(4×5・シノゴ)での撮影もしました、ニッコール SW65mm F4.0だったかと思います。(これはアップしていません、すみません)
話を戻しまして、建築写真や竣工写真っていうと、竣工して一番キレイなときに撮影するのが良いです。実は撮影で一番たいへんなのがモノの移動や片付けだったりします。でもこの瞬間にキチンと撮影しておけば一生モノの記録が写真として残ります。なので多くの人に協力してもらって、気合を入れて撮影してます。もともと、建築の仕事って細かいです、ミリ単位です。なので撮影する側も設計のこだわりやミリ単位のこだわりに対して妥協したくないんです。
という事で、こんな事を思って日々撮影しております、引き続きよろしくお願いいたします。
白井洋平